いつも有難うございます。
越の誉 原酒造では先月10月30日に【第11回 越の誉 新酒まつり】を開催いたしました。
2019年の第10回から大きく空いての開催です。中越沖地震被災後の復興の恩返し、そして新酒や日本酒をもっと楽しめる機会を設けたいとの思いから始めたこのイベントでは、ありがたいことに毎年1日で3000名を超える皆様にご来場いただき、新酒やお食事を賑やかに楽しんでいただいてきました。しかし会場内で密を避けられない飲食を伴うイベントであるという性質上、皆様に安心してお楽しみいただける運営が出来ないとの判断から2020年より中止となっていました。
コロナ禍も3年を数えた今年、秋のイベントが各地で賑やかさを取り戻していく中で【越の誉 新酒まつり】も感染対策実施の上ようやく開催に漕ぎ着けました。
予期せぬ大雨のスタート
開場時間の10時を待たずして、原酒造【酒彩館】の入り口前にはずらりと並ぶお客様の姿がありました。久々の開催でも足を運んでくださる皆様の姿に私たちの胸も熱くなります。
事前に幾度もチェックした天気予報では、10月30日の柏崎の天気は晴れでした。爽やかな秋晴れのもとでお客様を迎えられると意気込んでいた私たちですが、開場時間前より日本海のほうから分厚い雲が流れてくる様子が見て取れました。持ち堪えて欲しいという思いも虚しく、容赦のない雨がぽつぽつと降り始めます。
雨足は弱まらず、一時はかなりの本降りに。屋外での開催だったが故にお客様にも大変ご迷惑をお掛けいたしました。雨の中でも特設売店にお並びいただいた皆様、本当に有難うございました。
予期せぬ俄雨が一頻り降ったところで雨雲は遠ざかって行きました。
新しい【新酒まつり】へ
コロナ禍を経て「これから先のまつりのあり方」ついて検討を重ね、今年は新たな取り組みを多数行いました。
感染対策だけでなく「タンク直量り売り」「日本酒BAR」「日本酒くじ」など、蔵人自らが「お客様にもっと越の誉を楽しんでいただきたい!」という想いで発案した催しが多数追加。
そして地元中心に美味しい食を乗せたキッチンカー・屋台が多数集結し、腕を奮って下さりました。
結果的に多数のお客様からご好評をいただきつつ、従来とは異なる新たな形の新酒まつりを終えました。
無事に開催できる喜び
原酒造では【新酒まつり】が中止となったこの数年間、なんとか形を変えてまつりを実施できないかと模索してきました。ささやかながら限定のお酒や福箱をお渡しする【感謝デー】なども行ってきましたが、やはりこの【新酒まつり】を開催できた喜びには格別のものがあります。
無事にイベントを終えることが出来たのはひとえに、お足元が悪い中でもご来場下さった皆様、感染対策や新たなイベントの形に同意下さった皆様お一人お一人のご協力の賜物です。この場を借りて謹んで御礼申し上げます。
運営において至らぬ部分も多々あったかとは存じますが、その点も踏まえて次回は今年以上に「より楽しい」「安心できる」イベント運営に努めて参ります。本イベントに関して何かございましたらぜひ当社までご遠慮なくお問い合わせいただきますようお願いいたします。
来年も無事に開催できました際には、ぜひまたご家族ご友人お誘い合わせの上でご来場いただけますと幸いです。
今後とも越の誉原酒造をご愛顧のほど、蔵人社員一同心よりお願い申し上げます。